50mm角パイプを使った溶接架台(角パイプフレーム)です。
サイズ 1850*1500*720
図面を拝見しましたが、断面図が少なく、どこに角パイプが存在しているか断定できませんでした。
そこで、確認のため、3Dモデリングデータを作りました。
それぞれの部材を色分けし、視覚的に理解しやすい状態のデータとしました。
頂いた図面では部材位置が断定できるまでの絵がありませんでしたので、依頼者様(設計者様)にも
伝わりやすくするため、モデリングを実施しました。
また、端面のフタをどこにするかや、角パイプの組み(溶接)をどこで繋ぐかも弊社にて思案致しました。
これにより、依頼者(設計者)と製作者が同じ認識レベルになり、
こーじゃない、ここじゃないなどのリスクをなくすことができると考えます。
完成した製品画像です。
3Dモデリングと同じになります。(当たり前ですが)
このように、完成してしまえばコレとなりますが、
作る側として、図面にて不明点や疑問点、不特定要素があった場合にはご相談や、
弊社の理解をお伝えした上で製作を開始しています。
当たり前のことですが、図面は2Dで描かれています。
つくるものは3Dになります。
奥行きが分かる絵が必要になるため、断面図や詳細図が描かれています。
それでも部材位置の断定や、形状特定できない場合があります。
その場合にはモデリングデータを作ったり、ポンチ絵を描いたり、
お互いの理解を共有できるよう心がけています。
本品にはタップや切り穴等が空いています。
この位置も考慮し、角パイプの組み方向を決定しています。
また、溶接方向も思案し、形は同じでも作りやすさや寸法の出し易さも考慮しました。
費用は増えてしまいますが、後々のリスクを回避できますし、
依頼者様との認識レベルも統一できるため、結果的に仕事が早く完了すると考えます。
角パイプを使った製品製作・製缶・溶接なら
大田区羽田の有限会社三和製罐にご相談ください。
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