フレーム製品のケガキ作業です。
弊社では昔ながらの道具である 墨つぼ にてケガキを行います。
これが墨つぼです。
大工(木工)では墨を黒で行うと思いますが、
鉄工では白を使います。
鉄板が黒系の色ですので、目立つ白となります。
このように部材を取り付ける位置をケガキ出していきます。
同時に板の部材チェックや切断精度も確認していきます。
この時、対角寸法を確認します。
ケガキが間違っていないことを図面と照らし合わせます。
また、必要に応じて、黒皮除去作業も行います。
下図参照ください。
このように黒皮NG部分をサンダーで削り、その後仮組を行います。
黒皮除去の理由ですが、機密性の溶接を行う際に実施します。
溶接不良の一因となりえる黒皮を除去することで、
品質の高い溶接ビードを作り、機密性を確保する為です。
機密性の確認方法ですが、
・エアーチェック
・水張り
いずれかの方法にて実施しております。