マンションエントランス(入口)の扉補修
オリジナルで作ったと思われる扉です。
デザインに凝った造りで重量もかなり重たいです。
内部にはガラスが入っており、マンションオーナーさんのこだわりが見られます。
不具合としては、扉内部の骨組み部分が、外側の化粧板から外れてしまったみたいです。
取りつくことは付くのですが、左右で扉の高さがズレているとのこと。
観音開きの扉なので、微妙なズレが気になるため、直してほしい。
早速現状を確認すると、確かに内部の骨組みだけが稼働します。
これを動かないようにします。
本来であれば、図面で内部構造を確認し、どこが問題なのか追及できのですが、
図面がないとのこと。
よって、稼働する部分を元の位置に戻し、内部と化粧板を溶接します。
依頼者と一緒に確認し、方向性を決めました。
補修した個所の画像です。
化粧板は1.2mmのステンレスかと思います。(図面がないので素材断定ができない)
内部の骨組みは鉄だと思います。
異材溶接になりますが、SUSとSSであれば溶接可能です。(専用の溶接ワイヤー309にて実施)
錆びが酷いため、ワイヤーブラシで錆びを落とし溶接しました。
溶接した際に独特なにおいが出ましたので、亜鉛メッキかなにかされてたような感じです。
溶接個所の焼けはバフ(青棒、白棒)にて研磨仕上げ。
最後に化粧板の腐食(汚れ)が目立っていたので、
コンパウンドで磨いて作業終了です。
今回は補修できる内容でしたのでご対応させて頂きました。
内容によってはお受けできない場合もございます。