船(ボート)部品の補修です。
コーナーパルピットと呼ばれる、船の後ろ側の手摺り(ガード)です。
こちらも他社さんにて製作してもらった品とのこと。
溶接部分が見るからに怪しいとのことでした。
確かに。。これはひどいです。
TIG溶接ではなく、半自動で溶接したと思います。
前回行ったバウパルピットよりも酷い状態だったため、
フランジ部分から作り直しをご提案。
手摺りの高さが若干低くなってしまいますが、フランジ付近から切断し、新規フランジを溶接することになりました。
新規フランジを作るのであれば、単純な四角形状では面白くないです。
少しデザインさせて頂きました。
もともとのフランジよりも若干大きくし、抜き穴やシェイプ(湾曲)させました。
また、板厚も4.0mmにupし強度を持たせました。
取りつけ時に従来使っていた穴と同じ位置ではアンカーが効かないかもしれないため、
穴位置もずらしました。
これらをパイプに溶接します。
先ずは現状のフランジを切断します。
位置が狂ってしまわないように、元の位置をケガキし、新規の板をパイプに当てます。
ここから仮止めしを開始。
仮止め後に裏側を溶接しました。
これでフランジの動きが止まったので、次に表側(隅肉)を溶接しました。
溶接直後なので、フランジが変形しています。
これを叩いて曲がりを直しました。
完成です。
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