イベント用骨組み製作 角パイプ溶接

ピクセルアートと言うイベントで使うための、骨組み製作です。

素材:SS
サイズ:12,000×3,000×2,500mm
角パイプサイズ:□80
重りとなる下板サイズ:25t

依頼内容は、
・タオル(日本手ぬぐい)を飾るための骨組みフレーム
・運搬のため、組み立て式
・骨組みが転倒してはならない
・組み立て方式は簡素化(素人でも組み立てできること)

でした。

依頼者様がイメージしたラフ図を頂き、どのように組み立てるか、転倒防止はどのようにするか等を思案しました。

双方のイメージを統一するため、文章ではなく、画像(絵)を作り、構造の説明等を行いました。

弊社では3次元CADのsolidworksを使っています。
組み立て式の説明を兼ねて画像を送信し、文章だけでは伝わりにくい部分もお伝えしました。

当初は全長12,000(12メートル)でしたが、予算的に厳しい為、半分の6,000(6メートル)となりました。
上図のような構造にてご提案させて頂きました。
設置場所もお伺いしたところ、キッチリ決った場所に設置されるか不明だった為、
全長を伸縮式とし、稼働距離を設けました。

稼働部分の構造説明の画像です。
黄色がネジ棒になり、水色の角パイプに溶接されています。
これに嵌め込む部材側には、角パイプ内部にナットを溶接しておきました。
また、伸縮するために、ターンバックルを採用し、水色を回せば全長が若干伸縮します。
ご存知の通り、ターンバックルですと、右ネジと左ネジが必須のため、組み立て時に方向の決まりが出てしまいます。
これを間違いなくするために、水色部材の表面に、凸となるよう溶接ビードを残しました。
目印があるもの同士を組み付ければ、右ネジ左ネジを間違えることがないようにしました。

左右の門型との接合はボルト締めとしました。
支柱となる角パイプにタップを切りました。
ボルトはM8とし、ネジ山確保の為、角パイプ表面に板を溶接しました。
その説明をしたときの画像が上図となります。

これらのご説明をさせていただき、実際に製作した画像が以下です。

塗装はご依頼者様が実施しました。

このようなイベントの製作物は初めてでしたが、
ご依頼者様と打合せを行い、組み立ての構造から、材料選定や使用条件クリアまで思案させて頂けました。
言われたことだけをやるのではなく、今ある知識をご提案し、一緒に作り上げた品物となりました。

イベント用製作物やオリジナル製品製作・溶接品なら
大田区羽田の有限会社三和製罐にお任せください。
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